2016年6月6日月曜日

ヒルクライムオンタケレースレポート




期日:2016年6月5日 会場:長野県木曽郡王滝村
天候:曇りのち雨 気温 20度(山頂5度) コース状況:濡れた路面
距離:24km

機材
バイク:SCOTT/スケール RC700 2016 メインコンポーネント:SHIMANO/XTRDi2 ホイール:(F、R)SHIMANO/XTRカーボン
ハンドル、ステム、サドル、シートポスト:Syncros/FL1.0  グリップ:Ergon GE1Slim
タイヤ:IRC TIRE/MARBELLA 27.5 x 2.25(40psl)
ヘルメット:SCOTT/ Vanish EVO2 /RCYellow
サングラス:OAKLEY /JAWBREAKER Lens/PrizmTrail 
バイクジャージ:WAVE ONE/レジェフィット
シューズ:Shimano/SH-XC90,CustomFit
チェーンオイル: Finish line/Ceramic Wax Lube&Wet Lube
サプリメント:Grico/Powerproduction
(レース前:エキストラバナーワンセコンドHCA
(レース中:クエン酸&BCAA
(レース後:エキストラアミノアッシド /PROSPECグルタミン/ゴールデンタイムプロテイン/ジョイントプラス
Powerber/Powerbar チョコレートフレーバー PowerGel トロピカルフルーツ Gel Blasts レモン( レース前後)
ウォームアップ:Feedbacksports portableTrainer
結果:2位(MTBの部。総合12位)
タイム:1時間13分53秒(例年参考1時間10分3秒非公式) 

*CJが終了後からダートクリテの設営と身体の回復のために時間を注ぎ、まともに走ったのは1日のみ。土曜日のイベント準備を後悔しつつも、運営の大変さを噛み締めながら実際にダートクリテを走ってみると上々な身体のコンデションを感じていた。裏ステージレースの初日を終えて、2日目の迎えるヒルクライムレース。天気予報もすっかり雨予報に変わり、それに伴った準備も進行させた。


休養も取りたいところながらも、前日にはバイクをサスペンションを交換してリジットフォークへ。事前に準備していた新作のマーベラをシーラントでチューブレス化してじっくり寝かせエアが抜けない事も確認の上でセット。気になる重量も9キロを切っての8.755kgとロードに少ししでも近づけるべく対策。前日の任務を終えて明日に備えた。
5月の興奮が冷め止まないのか、段取り良く当日の会場入り。日帰りという強行軍も地味な運転の進行時間でカウントダウンをしながら約1時間遅れの進行に慌てる事無くできていた。小雨と日差しで明るくなってきそうな空は、回復してくる事を知らせていて、御嶽山も見えていた。アップ時間になる頃には、雨も止んでいた。
バイクと後輪、コンパクトローラーを持ち、スポーツ公園センターの軒を借りてアップする場所取りから。改めて一回で運べるこのスマートさは、スタートを迎えるにあたっても体力温存に繋がる。既に数名のロードレーサーがセットしてあるが、王滝では見られない光景。しかも、10年前以上前に実業団レースも出た事も懐かしく、この空気を楽しむ。ゴロー選手とは元チームメイトだったし、遠征の思い出などこみ上げてくるが、さらっと挨拶を交わし、無言で個々にローラーを漕ぎ出す。無駄口など無くて、レースに向かって真っ直ぐに真剣。体育会系の忘れかけた自分もそんな時代に飽き飽きした時もあったがこれはこれでいいよね!って、なんか笑えた。そのロードレーサーに紛れて、タイヤ減りを配慮して、Gクローのついたホイールで漕いだから、当然音もブロック音の爆音ローラーで威圧。先週より明らかに良いかかりで、さらに大きな爆音を立てる事ができた。
パレード走行からレースは進行する。恒例行事のお祓いを済ませたら、いよいよだ。ゲートが片側閉じていてヒヤッとしたり、砂利だよとか言われてもマウンテンバイクだから関係ない。今までの計測参考のためにも、一度ラップ計測をカウント。ハンドルの引っ掛かりだけツマラナイ接触しないようにだけ気にして、沿道の地元応援にリラックスして手を振りつつ、やがてレースは始まった。
ロードが出ると無意識に反応して先頭に。王滝のメインストリートの連続するコーナーは斜度がキツイので、MTBのほうが簡単にペースが上がる。ここで少し様子見でグッとこらえてそのままペースを保ちつつ、ローテーション。平坦路で今度はロードの加速が加わり、トップスピードは上がっていった。ロード集団に喰らい付く用に池田選手、宮津選手がマバラに位置する。2人前が開くとその隙に入り、位置取りも徹底的に行いペースを下げないように前を追う。それでも、ハイスピードな展開について行けなくなり、ロードの選手と共にばらけ始めた。

大きなスイッチバックが連続する道へと差し掛かり、前を必死に追う。ペース配分と集中力。池田選手が20秒前にいて、コーナーを曲がるたびに見えている状況。一つ目の給水ポイントでドッキングに成功し、焦らずにまず前を行く。先頭で引きながらも簡単には離れないデットヒートが続き、再びコーナーの連続を座る事無くダンシングで漕ぎ続けた。まだまだついてくる。こうじゃなくてはおもしろくない!次第にそのバトルを楽しむ自分がいて、集中力とアドレナリンが放出されもっとパワーが出てきた。次なるスキー場の見える位置では単独になる事に成功して、次なるライダーが2人見えてくる。スキー場のゲレンデに舗装路のスイッチバックが見えるこの道は、前との距離を把握しやすくてレースの展開を作りやすい。どうやら前の2人も追いつけそうだ!
標高は既に1500メーターを超えて、酸素の薄く感じる高地。一気に風も冷たくなり、中盤で完全には外したアームウォーマーの事を後悔。再びはめる事ができないので、その事は忘れレースに集中。呼吸とペダルのリズムを整えながら最大値へと引き出して展開を試みる。荒い呼吸をしながらも予定通り2つ順位を上げ、残り3km、2km、1kmの看板を見据え、もう少し順位が上がりそうな位置で最後までペースを上げる。ダンシングでぐいぐい踏ん張りたい腕の動きが制御され、指先までも痛くなり始める。向かい風で進まない。ゴール寸前の最終追い込み。12番目のゴールを通過した。

マウンテンバイクのトップは、宮津選手で3分差。キングオブ王滝では、現在は池田、宮津、僕の順。池田と宮津が1分差、宮津と松本1分半、松本と池田3半という事で9月の120kmでぶっちぎりで優勝すれば、巻き返しも十分にあるという展開に。しばらくはXCに集中して、全日本までを走ります!応援ありがとうございました。
チームスコット 松本駿



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