2017年12月11日月曜日

2017全日本CX選手権レースレポート


















©FABtoroni+camera


期日:2017年12月10日 会場:長野県野辺山滝沢牧場
天候:晴れ 気温3度 コース状況:セミウエット
機材
メインコンポーネント:SHIMANO/デュラエースDi2  
ハンドル、ステム、サドル、シートポスト:Syncros
サングラス:OAKLEY /JAWBREAKER
結果:9位


 2週間ぶりの野辺山、前回が予行練習かのように段取りもよく進み、2日前からテント設営でローラーでコンディショニング。

コースチェックをして、レースに集中して行く。新設のキャニオンが設けられて、何度もトライ。一発行けるだけではなく、疲労度が増した事と泥により加速ラインと着地の安定を想定する。チームメイトの山内とのシュミレーション練習でより良いラインを探ることが出来た。
その時の動画はコチラ
雪が舞い降る積もる。コース状況も把握しながら前日も再び試走を繰り返した。GRMメンバーも追加されて、トレーンを組み流れを見てゆく。ただし、2週間前に開催されたラインを何度もなぞりそうになることだけが、最大の課題だった。

そして、シクロクロスには欠かすことの出来ないピットサポート。今回もSNELLチームと連携を取りつつ、サポートに入っていただけることはありがたい。テントブースは、2週間ぶりの顔合わせとなり、賑やかさと寒さで震えること無く快適にスタンバイ出来るのもチームの強み。

当日は朝の試走と昼の試走の2度もコースをチェックして、凍結度合いをチェックする。タイヤ選択もフロントはエッジ、後輪は加速のグリップ感が欲しかったのでシラクをチョイスした。



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3列目から一気に加速してゆくがそう簡単に進むことは出来ない。内側のターンからすり抜けて、直線で一気に順位を上げた。キャニオンも上手く重ならずにスムーズにクリアして、ピットまでを前回の大会よりも速いスピードで抜けてゆく。既に乾いてきているので試走時よりもスムーズだった。
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中盤戦で周回数が決定されて、アナウンスの9周と聞こえた。毎回実力が重なる、小坂選手とは10秒差。兼子選手とは抜きつ抜かれつで順位を11位まであげ、まだまだペースはあげられた。このフレームの良さは重いギアで踏めば踏むほど進んでくれる。速い速度ほど踏み続けて、武器を引き出さなくてはタイムアップもつながらない。スペアでスタンバイしているバイクも出番を待っているだけに、そのタイミングを考えて周回を重ねた。




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以前続いたデットヒートはそのまま順位を上げながらも小坂選手を追いかける形で金子選手と接戦を繰り返す。シケインでは呼吸を整えるように抜かせ、再び抜き返す。


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ラスト3周。ここが鍵となり、気温がぐっと低くなり体を冷却し体力を奪われる。例年このタイミングでペースを下げてしまっていたが、クロスワンピーのお陰でパフォーマンスは低下しない。これが今シーズンの僕の武器だった。

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凍結と反面に濡れた路面は耕されてスリップダウン。この写真にあるように、前輪が取られてしまい、スペアバイクに前輪をシラクを付けているのでバイク交換が頭によぎるが、ラインさえ選べばいいだけ。その冷静さを失い、ここでタイムをぐっと落としていた。
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後ろから迫るパックストレーンを何とか抑えるが、宮津選手に追いつかれてしまう。集中力も低下してきているだけに何とかキープしたい。クロスオーバー手前で追いつかれ追い抜かれる。再びコーナーリングで抜き返し、スタートエリアで抜かれる。最後のコーナーの立ち上がりの踏み出しのタイミングを見計らい、何とかゴールで巻き返すことが出来た。


沢山の応援、サポート、ありがとうございました。
チームスコット 松本駿

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