2016年7月19日火曜日

全日本選手権レースレポート

全日本選手権大会レースレポート

©春日部写真店

期日:2016年7月17日 会場:長野県諏訪郡富士見パノラマリゾート
天候:曇り 気温 27度 コース状況:セミウエット
距離:4.6km x 6Laps+startloop2.79=30.39km
機材
メインコンポーネント:SHIMANO/XTRDi2 
ホイール:(F)Easton Heist15x110 (R)SHIMANO/XTRカーボン
ハンドル、ステム、サドル、:Syncros/FL1.0 
シートポスト:FOXRACINGSHOX/トランスフォー100mm/31.6
グリップ:Ergon GE1Slim
サスペンション:FOX RACING SHOX /(F)32 Step-Cast 27.5 100mm CTD ADJ 1.5"taper (70pslサグ値20%)Kabolt15x110Boost コンプレッション+3 ファーム+0 (体重61kg) 
サングラス:OAKLEY /JAWBREAKER&RADEREV Lens/PrizmTrail 
バイクジャージ:WAVE ONE/レジェフィットチームスコットデザイン
結果:16位 タイム1時間25分27秒(トップ差3分34秒)

年に一度の日本一決定戦となる全日本選手権大会がやってきた。もちろん日本一ハイレベルなクラスでのチェンピオンを狙い、連日のハードな練習とリカバリーをこなしてきて、コンデイションを調整してきた。キレのある徹底的走りをするためにも、生活面でも意識的に変え、極限まで身体を研ぎ澄ますために風邪の一歩手前までやる事がキーワードとなる。ところがだ!木曜日から虫刺されののような形でやってきた不慮の事故ともいうべき左足甲が腫れ、金曜日に試走をしたその夜から急に痛みが出し、血液検査と点滴という処置に。こんな時に限ってのトラブルとは、何て事だ。最悪の事態は間逃れて入院するまでは至らなかったが、安静という診断から前日は自宅でゆっくりとした時間を過ごした。その状況下でも”走りたい!”という気持ちのブレはなく、近年にない調子の良い感触があっただけに、自分の可能性と運を信じ休息に徹していた。

翌朝は、歩ける!それだけでいける気がしたからまた不思議だ。それでも、色々なネガティブな出来事や試される試練は、自信が大きいだけに数々のレース経験をしているだけにポジティブに強く赴(おもむ)き、レースへの気持ちでマイナスに働く気持ちは吹き飛ばしてかき消されたいた。メカニック、チームライダー、チームクルーとのコニュニケーションも慌ただしい感じはなく、自分への元気玉とも言うべき?全ての気持ちがクルーからの気持ちをポジティブ感へと変化し、パワーが湧き上がってくる!左足は使えないかもしれない、踏ん張る事が出来ないかもしれない、無理しすぎると余計に悪化するから・・・。そんな時は切り替えて、あっさりレースを諦めよう。と、そう考えた”作戦パターン2”も実は存在していたのだ。

それもあって、当日のスタートラインまでの時間は、決戦日の決まったルーティーンで進める事はやめ、現コンデイションに合わせた段取りを進めて行く。スタートに備える緊張感。今大会に投入のドロッパーポストは、無駄にバランスを使う事なく、下げる事で容易なスタンスを保てカウントだけに集中。3列目から走って進みだしたら、レバーで高い位置で腰をキープさせ、全開で漕ぎ出した。
©Hidehiro Itou

芝生と砂利の境目をなぞりながら周囲の流れを読む。前回の春の大会のようなストレスもなく、実力で先頭との距離を見る事ができる。もうワンプッシュ!隙間があったら加速する!いや、加速しろ!手を抜くな。ダートクリテやワールドで感じる常にダッシュによる全開走行が、勝手に身体が反応していた。
©Hidehiro Itou

フィードでのリズム、ボトルをミスしても反対側で受け取り対処。オフィシャルのぬるいかけ水もかけないよりはマシ!積極的に体を冷却させ、Aダッシュセクションまでの登りも呼吸を整えてしっかりと走りぬく。周囲は失敗し、積み重ねてきた努力は大きなアドバンテージとなり、10秒もの間隔を一気にその区間だけで詰め寄った。
予行練習は一回のみで実戦投入になった、ドロッパーポスト。サドルの高い時と低い事の利点を十分理解した上で、その動かずタイミングを探っていた。今までの固定概念はキッパリと捨て、縦の動きに制御となるつっかえ棒がない事で、明らかに無駄な体力を温存させていた。


©Hidehiro Itou

©Hidehiro Itou
中盤になるにつれて、身体の感覚に違和感を感じ、ペースが上げられない。呼吸が苦しいのにバイクに力がうまく伝わらない。特にはAダッシュ、センターゲレンデの森のダウンヒルセクションで足に力が入らず2足が外れ、怪しい場面が!!!どうやら左足の踏ん張りが利かなくなり、フィナーレという事だが、気持ちはまだ高まってる。
©Hidehiro Itou

登坂力のペースダウンに自分でも戸惑いを隠せない。もはや片足で走っているのか?しかしながらも、下の駐車場になると慣れた路面と慣れた斜度。面白いくらいに進んで行く。15秒から一気に詰め寄り、また離される。残すは気合と根性で振り絞らなければならない。今ではほとんどシクロクロスでしか対決する事のない元全日本チャンピオンの小坂選手が詰め寄ってきた。流石に本日は完敗であるだろうが、それでも勝負である事は同条件。ロックセクション入り口でパスされ、エスケープを走る瞬間に岩を乗り越え抜き返す。そしてまた抜き返されるが、次なるセクションでも詰め寄り、マウンテンバイクらしいレース展開で進む。前との距離と後ろからの選手のスピードを使って先に行かせてスピードを乗せた。そこで意地になり失速するよりもツキ位置加速も重要な戦略なのだ。前との差はそれにより一気に追いつき、右足だけで踏ん張って行く。ダウンヒルセクションの左足はもはや装飾でしかないくらいだが、ここまでくれば頑張るしかない。足切りまで11分。そう聞こえた状況だが、あとどれぐらいペースをあげればいいのかわからずにいた。とにかくペースを上げなければ終了してしまう。トップを行く山本選手が迫ってきている事は放送で聞こえ、2回目のフィードにやってくる頃には目視。いよいよ終わってしまう危機感で振り絞って走った。スタートの見える最後のゲレンデではもう既に審判員の立つ姿が見える。後ろから順位を下げられないようにしながら、レースを終えた。

非常に残念な結果となってしまったが、シーズン後半に向けてさらに期待はできる。沢山の応援、サポート、ありがとうございました。

チームスコット 松本駿

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